完全個室のベビーケアルーム

VISIT東北グループCEOの齊藤です。
私の人生を大きく変えた出来事は東日本大震災でした。
当時、東京のサラリーマンだった私は、出張先の宮城県石巻市からの帰路で被災し、大変な光景を目にしました。
ここから自分の生きる意味の矢印を自分や家族だけではなく社会へ向けることにし、これまで国内外で学んだことを地元に還元するため、会社を立ち上げました。
VISIT東北では、これまで仲間たちと共に沢山の地域課題を解決をしながら、持続可能な地域社会づくりに邁進してまいりました。

現在、私たちが取り組んでいる社会課題解決の活動のひとつとして、少子高齢化をハイライトしております。
2019年の宮城県の合計特殊出生率は過去最低の1.23。これは東京都に次いで、全国ワースト2位の値でした。
この課題を放置してしまうと私たちの大好きな東北・宮城が衰退してしまう。
自分たちの子ども達が「この町で暮らしたい。住みたい。子どもを産んで育てたい」と思える社会を創っていくことが、我々大人の責任だと感じております。

私自身も子どもが3人おります。
下の子が乳児だったころに家族で週末に出かけると、たびたび直面していたのが「授乳室が少なすぎる問題」でした。
百貨店などの授乳室は、上層階の奥に追いやられ、下の子がお腹がすいて授乳するとなると、家族全員で大移動しなければなりませんでした。しかも、「授乳室」は女性を前提とした作りになっていることが多く、妻に大きな負担がかかったことをいつも申し訳なく思い、自分が代わることができない歯がゆさを感じていました。

mamaroはそんな東北の子育て環境を改善する素晴らしい商品です。
設置型で1畳ほどのスペースがあればポンっと置くことができます。
授乳室のハード整備をイチからするよりはるかに安価で、1か月程度あれば導入可能です。
女性だけでなく、男性も利用しやすいジェンダーインクルーシブなデザインです。
授乳室の設置により子育てがもっと楽しく、誰でもしやすいものになっていくことを願っています。